「リボ払いが減らない」「奨学金の返済がきつい」「家族に言えない借入がある」返済の悩みは、放置するほど選択肢が減ります。実際の相談事例をご紹介します。
クレジットカードのリボ払いを使っています。毎月きちんと払っているのに、残高がなかなか減りません。このまま払い続けていいのか不安です。
まず把握すべきなのは、毎月の支払額のうち、いくらが元金に充てられているかです。リボ払いは支払額が一定になる仕組みのため、手数料の割合が大きいと元金がわずかしか減りません。この構造を知らないまま払い続けると、何年経っても終わらないことがあります。
カード会社の明細やマイページで、残高・手数料率・毎月の元金充当額の3つを確認してください。この3つが分かれば、完済までの期間と支払総額の見当がつきます。数字を見ることが、対策の出発点です。
対応としては、繰上返済で元金を減らす、毎月の支払額を引き上げる、より条件の良い借入にまとめる、といった選択肢があります。ただしおまとめは条件次第で不利になることもあるため、飛びつく前に総支払額で比べてください。あわせて、追加の利用を止めることが前提になります。
奨学金を返しています。毎月の返済が生活を圧迫していて、貯金もできず、結婚のことを考える余裕もありません。繰上返済したほうがいいのか、それとも貯金を優先すべきか迷っています。
奨学金は他の借入と比べて金利が低く設定されていることが多く、「最優先で繰上返済すべき借入」とは限りません。手元に現金がない状態で繰上返済に回すと、急な出費のときに高い金利の借入に頼ることになり、かえって不利になります。
順番としては、①まず生活防衛の現金を確保する ②高い金利の借入があればそちらを優先する ③そのうえで余力があれば奨学金の繰上返済、という考え方が現実的です。
また、返済が困難な場合には返済額の減額や猶予といった制度が用意されていることがあります。滞納してから動くより、苦しいと感じた段階で貸与元へ相談するほうが選択肢が残ります。条件や手続きは公式の案内でご確認ください。
複数の会社から借りていて、返済のためにまた借りるという状態になっています。家族には話せず、どうしたらいいのか分かりません。
返済のために新たに借りている状態は、家計の工夫では解決できない段階に入っています。この状況で最も避けたいのは、一人で抱えたまま時間が過ぎることです。時間が経つほど残高は増え、使える選択肢は減っていきます。
公的・専門の相談窓口があります。法テラス(日本司法支援センター)、日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センター、お住まいの自治体の消費生活センターなどで、無料または低額で相談を受け付けています。収入等の条件によっては、弁護士・司法書士の費用の立替制度を利用できる場合もあります。
法的な整理の手続きにはいくつかの種類があり、それぞれ要件も影響も異なります。どれが適切かの判断は弁護士・司法書士が行う領域です。「借金 即日解決」といった広告に安易に連絡せず、公的な窓口から入ることをおすすめします。
なお、督促や取り立てには法律上のルールがあります。不当な取り立てを受けている場合も、上記の窓口へご相談ください。
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