脂肪吸引のリスク
従来脂肪吸引のリスクというとすぐ指摘されるのは、内出血による貧血・麻酔関連の事故・衛生管理の不備による感染事故・技術不足による仕上げの凸凹等があげあれますが現在の技術ではかなり改善され基本的には克服しているといっても良いでしょう。
ですが医療機関の差・医師の個人の差は依然とあり、あまりにも安い値段やイベント等には気をつけないと結果的に高いリスクで施術を受けることになるので注意が必要です。
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内出血による貧血
どんなに脂肪吸引の技術や器具が進歩しても基本的には脂肪細胞を除去する時には他の細胞や血管を完全に傷つけずに済むことはありません。
これは脂肪吸引を行う上で必ず起こるリスクであり、施術の範囲や医師の個人的な技術によって頻度の差はありますが当然起こる事であると思わなければなりません。
特に内出血は必ず起こるリスクですし、過去には内出血による貧血やショックで死亡した例もあります。
貧血の発症は施術範囲によりますが、患者さんのその日の体力や体質にも依存するので個人的にリスクのある人は注意が必要です。
通常まともなクリニックであれば事前に血液検査をするので貧血傾向や鉄分不足などを指摘されればそれが改善されるまで脂肪吸引を施術することはないですし、普通は断られます。
もしそこでリスクを承知で勧めるようなクリニックであれば絶対にやめたほうが良いでしょう。
麻酔による事故
脂肪吸引を施術するには痛みを緩和するために必ず麻酔をしなければなりません。
局所麻酔もそうですが激しい痛みを伴う広範囲な脂肪吸引には全身麻酔が絶対必要で、過去には全身麻酔による負担やアレルギー反応で死亡するケースもありました。
現在では事前の検査や打ち合わせで体質や量の調整をしっかりと決め施術するので大きな事件になることは少なくなりました。
ですが一般的な外科手術においても麻酔による事故は起こらない可能性はゼロではないので注意が必要です。
基本的に執刀医以外に麻酔専門医がいる医療機関であることが条件で、麻酔専門医がいない機関では絶対に施術を受けてはいけません。
局所麻酔のチューメセント法が主流
現在ではいきなり全身の脂肪吸引を希望する方は少なく、気になる部分だけの脂肪吸引をするケースが多いので麻酔も局所麻酔で済みリスクは少なくなっています。
またチューメセント法などのように生理食塩水などで薄めた麻酔薬に止血作用のある薬を混合させて、皮下脂肪に注入して出血や痛みのリスクを合理的に解決した手法が局所麻酔では主流になっていて、クリニックによって名前が異なりますがこの手法によって気になる部分だけの脂肪吸引麻酔事故はほとんどないといっていでしょう。
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